情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7ZH-03
生成AIを用いた疑似症例の生成とその検証
○新井宣次,青野修一(玉川大)
はじめに
医療の研究やシステム開発において実際の症例は個人のプライバシーを含むため、これを直接使用することは法的および倫理的な問題を引き起こす可能性がある。
生成AIを使用して疑似症例を生成することで、容易に患者のプライバシーを保護しつつ、医療の研究やシステム開発を進めることがでる。
方法
生成AIの1つであるChatGPTのGPTsという機能を用いて架空の患者データを生成することに特化させた生成AIを作成し症例を生成する。
その後症例の評価基準を作成し、これに基づいて生成した症例を数名の医療者により評価する。
結果
医療者からの評価をもとに生成した疑似症例の正確性と実用性について検証する。