7ZF-06
震災遺構の案内に関する研究
○菅野 匠,安藤敏彦(仙台高専)
東日本大震災から10年以上が経過し,震災に関する記憶の風化や被災地の跡地利活用による景観の風化へが問題となっている.これらの課題を解決するため,震災遺構の案内のためのAndroidアプリケーションを開発する研究を行っている.
AR機能で震災遺構の震災前の姿を表示している際に,震災前の人混みや生活などを再現した音声を左右や方向での音量の違いを付けて流すことにより,震災遺構周辺における震災前の街並みを再現・復元することを目標としている.この機能を利用することにより,目で見るだけでなく耳で聴く震災学習を行うことができ,より印象的で記憶に残るようになると考える.