7ZF-05
体動を用いた非記号的な対話特徴量の検討
○井上敬斗,近藤一晃,下西 慶,中村裕一(京大)
非言語情報を用いた対話分析では,頷きやジェスチャといった明示的な意味を持つ動作に着目されてきた.しかし現実の対話では必ずしも明示的なやり取りを含まない場面も多い.本研究では身体全体の動作が対話における暗黙的なインタラクションを形成している仮定し,どのような対話状況を良く反映するかについて分析する.身体全体の動作を画像計測による姿勢推定に基づいて定量化し,話者間における時刻同期・時間差や発話とのタイミングについて調査した.一対一で意見交換を行う対話を対象に,初対面・知己の違いや対話経過時間に対する動作量の現れ方について報告する.