7ZD-07
同期問題を考慮したSAS-L2 を用いたRFID認証プロトコル
○清水健吾,王森レイ,甲斐 博,高橋 寛(愛媛大),清水明宏(高知工科大)
我々はIoT機器向けのワンタイムパスワード認証方式SAS-L2をRFIDシステムに応用しRFIDにおける特別な演算回路を必要としない認証方式を提案している。しかし、提案方式ではプロトコルに同期問題やDoS攻撃に関する脆弱性が存在した。本研究では、Sunらのハッシュ関数を用いたRFID認証方式で利用されているRFIDタグの認証方式を参考にして、同期問題に対する改善を検討した。本研究の提案手法では、我々がすでに提案している手法に対して、認証情報を2つ追加しRFIDタグとRFIDリーダの間で相互認証を行うことによってRFIDにおける特別な演算回路を必要とせず同期問題やDoS攻撃に耐性のある方式を提案する。