7ZC-04
低負担装置による生体情報収集を基にした睡眠段階推定法
○杜 維辰,高田秀志(立命館大)
現代社会において,多くの人が睡眠不足に悩まされており,その結果,作業効率の低下などの問題が生じることがある.この問題に対応するためには,効果的な仮眠の取り方として適切な睡眠時間の確保が必要であるが,人によって寝つき方に違いがあるため,一般的な目覚まし機能では適切な睡眠時間の把握が困難である.
本研究では,スマートウォッチを用いて心拍数から睡眠段階を推定し,適切な睡眠時間を把握する手法を構築した.しかし,この手法には実際に必要な睡眠時間よりも短い時間でユーザを起こす傾向があるという問題が発覚した.そのため,低負担の装置から収集されるデータを活用しつつ機械学習でより精度の高い睡眠段階の推定を目指す.