7ZA-03
サッカー選手とボールの位置情報を用いたxG期待値の算出に関する研究
○王 碩イ(関西大),姜 文淵(阪産大),山本雄平(関西大),坂本一磨(小松大),中村健二(阪経大),鳴尾丈司,田中成典,岩本達真,森 泰斗(関西大)
近年,スポーツ産業におけるICTの活用が顕著な関心を集めている.サッカーにおいては,選手のスキル向上に大きな影響を与えている.しかし,選手の評価は監督やコーチの主観に依存しており,定量的な評価が困難である.そのため,既存研究では,シュートが得点に結びつく確率(xG期待値)を算出し,選手やチームを評価している.しかし,単一のフレームから選手とボールの情報を抽出しているため,動きを考慮することができない課題がある.そこで,本研究では,フレーム間の対応付けによる選手とボールの位置を考慮することでxG期待値を算出する.これにより,監督やコーチに対して,選手の定量的な評価や戦術立案の支援を目指す.