7ZA-02
複数視点映像を用いたボールの3次元位置の推定に関する研究
○神原周吾,山本雄平(関西大),坂本一磨(小松大),姜 文渊(阪産大),中村健二(阪経大),鳴尾丈司,田中成典,青木大誠(関西大)
我が国では,スポーツ分野において,ICTを活用した選手の競技力向上に関する取り組みが推進されている.近年では,GNSSなどのIoT機器を用いて選手の位置や移動軌跡を取得し,戦術分析に応用する研究が注目を集めている.しかし,GNSSによる計測は,競技の規則により試合中に装着できない課題や,戦術分析において重要なボールの位置座標を取得できない課題が存在する.そこで,本研究では,ある対象を撮影した複数枚の画像の特徴量を用いて3次元構造を復元し,各画像の撮影位置と撮影方向を算出可能なSfMに着目した.この技術を用いて,サッカーの試合映像からフィールド上のボールの3次元位置を算出する手法を提案する.