7Y-07
センサ・アクチュエータネットワークにおける全体にかかる通信負荷を抑えたノード故障検知手法の提案
○荒井康樹,塚田晃司(和歌山大)
センサを用いて取得した値をもとに装置を稼働させるセンサ・アクチュエータネットワークを利用する場合、安定した通信を行うためにはデータを中継する各ノードの故障検知が必要となる。故障検知を行うにはブロードキャスト通信を行い故障を確認する手法などが挙げられるが、これはネットワーク全体にかかる負荷が高くなり、森林内で利用するには通信容量の点で不利である。そこで本研究では、装置に対して動作命令を送信する際に故障確認を行う対象を利用する経路のみに絞り、装置の稼働結果をユーザへと持ち帰る際に経路周辺の故障確認を行うことで、全体にかかる通信量等の負荷を軽減しつつ故障検知が行える手法を提案する。