7Y-01
RANスライシングにおけるミクロセル間干渉を考慮したリソース割当方式の改善
○年光崇人,木村成伴(筑波大)
5Gネットワークでは,ミクロセルを用いて,異なる要件のサービスを一つの共通基盤の上で提供する.このとき,RANスライシングによって,各サービスには相互に影響を及ぼさないようなリソースが割り振られる.しかし,スケジューリングが不十分だと,隣接セルからの干渉が生じてしまい,リソース割り当ては困難になる.そこで本論文では,基地局間の協調スケジューリングをし,各キューからの逐次的な要求に応じてリソースを割り当てるアルゴリズムを提案する.シミュレーション実験により,従来方式を複数セルに拡張した方式と比較して,提案方式の方がレイテンシ要件を守りながら,全体のスループットが向上させることを示す.