7X-04
リスト管理手法と保護処理を用いたエクスターナルグリッドにおける機密性・高速性の定量的評価
○三浦崇考徹,遠藤慶一,小林真也(愛媛大)
エクスターナルグリッドは,インターネット上の計算機を利用して分散処理を行うことで,高い処理能力を得ることができる.しかし,インターネット上の計算機を利用するため,処理結果の改竄や,不正な解析といった不正行為の危険性がある.不正行為への対策として,過去に正しい処理結果を返し,処理時間が高速である処理ノードをリストで管理するリスト管理手法や,プログラムの一部を信頼できる処理ノードに依頼して処理を行う保護処理がある.本研究では,リスト管理手法と保護処理を組み合わせた場合の機密性や高速性を定量的に評価し,その有効性を示す.