情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7P-08
J1リーグにおけるビデオアシスタントレフリー (VAR) が試合統計に与える影響
○曽根 翼,亀谷由隆(名城大)
本研究では、ビデオアシスタントレフリー (VAR) がJ1リーグの試合統計にどのような影響を与えているかを分析した。対象はVAR導入前の2019年とVAR導入後の2022年、全612試合である。具体的には、各試合で記録されたゴール、退場、シュート、オフサイド、スプリント、アクチュアルプレーイングタイムなどの試合統計について、マン・ホイットニーのU検定を使用して VAR 導入前後で有意な差が見られるかどうかを確認した。結果として、VAR導入後、退場、総走行距離、スプリントなどに増加が見られた。一方で、VAR導入後、アクチュアルプレーイングタイムなどに減少が見られた。