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散布図選択による多次元データ可視化における表示の最適化
○松尾深景,伊藤貴之(お茶の水女子大)
現代社会において,多次元多変数データが多く存在し,これらは主に散布図などのダッシュボードを通じて可視化される.多次元データからは多くの散布図が生成可能であるが,すべてから適切な知見が得られるとは限らない.そのため,我々はユーザーが多次元データから迅速かつ効果的に情報を把握できるような重要な散布図を抽出するための新たな可視化手法を提案している.
本研究では,「平安京ビュー」と呼ばれる階層型データを長方形の入れ子構造で類似度の高い散布図を近くに配置する手法を提案し,その効果について考察する.この手法により.多次元データの複雑な関係性が明瞭に可視化され,ユーザーはより深い理解を得られることが期待される.