7N-03
人工経済における税収と政府支出先、および経済規模の変化がGDPに与える影響分析
○間島亮太(工学院大),高島幸成(長岡大),八木 勲(工学院大)
エージェントベースモデルはミクロレベルからマクロレベルの相互作用も含めた分析が可能であり、複雑な社会システムの現象を解明する事が可能になるため、マクロ経済の分析時に利用する事は有意義である。現実世界では、徴税率や政府支出先を実験的に変化させる事は難しい。また、増減税による税の徴収額とその変化に伴う、政府支出の変化の影響は経済全体にとって大きい。複雑系システムを考える際、単純要素の行動だけでなくシステムの規模の違いも影響する可能性がある。そこで本研究では、徴税率と政府支出先の変化、およびエージェントの数を変える事による経済規模の変化がGDPにとってどのような影響を与えるかを経済モデルで調査した。