情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

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未体験食品を対象としたマルチモーダル味覚推定システムの実現
○知桐涼太,佐々木史織(武蔵野大)
本研究では、食品の原材料情報およびパッケージ画像を用いて、ユーザにとっての未体験食品や新商品の味を推定・提供する方式について述べる。本システムは、(1)同種の原材料を同程度の割合で使用している食品は似たような味を持つ、(2)色彩情報の近いパッケージを使用する食品は似たような味を持つという前提に立ち、ユーザにとっての未体験食品や新商品とデータベース内にある食品の類似度を計算し、未食の食品の味候補や似たような味を持つ食品名を提示する。本システムを用いることにより、ユーザは未食の食品に対して躊躇することなく接する機会を得ることが出来、また食品メーカー側は消費者に購買機会を増やすことが出来る。