情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

7D-06
運転中のドライバの眠気推定方法と体位変換時の生理指標反応性を用いた推定誤差低減方法の提案
○田中隆浩,原田 敦,山中雄介,山本恒行,神谷直城(東海理化電機製作所),早野順一郎(ハートビートサイエンスラボ)
自動車の居眠り運転による交通事故は多く発生しており運転中のドライバの眠気の検知を目的とした研究がこれまで多数行われている。その中でよく使われる手法の一つに心拍変動などの生体信号を用いた方法がある。しかし、人の生体反応には個人差がみられ、一つの推定モデルで多数の人の眠気を正確に推定することは難しい。そこで、この課題を解決するため、ドライバの眠気を推定する複数のモデルを作成し、個人毎に適用すべきモデルを決定する指標として立位、座位、臥位などの体位変換時の生理指標の反応性に着目した。各モデルによる推定誤差とこれら反応性との関係を調べたのでその結果について報告する。