7D-04
走行中車両の経路履歴を用いた確率モデルによるオンライン目的地推定
○小笠原悠介(ブリヂストン),原 祐輔,井料隆雅(東北大)
一般に外部の観測者が走行途中の車両を見ても,その目的地を予測することは困難である.しかし,それまでに通過した経路履歴の情報は,目的地の方角や距離に関する情報を少なからず含んでいると考えられる.そこで,本研究ではパーソントリップデータから生成したの膨大な車両の経路選択行動データのみを用いて,車両の目的地推定に取り組む.経路選択行動の履歴を考慮した確率モデルを用いることで,走行中車両の経路選択行動データの履歴のみから次のリンク選択や目的地を予測できる可能性を示す.