7D-01
V2X通信シミュレーションの大規模化に向けた一検討
○樋口雄大,鐘 雷,阿部 博(トヨタ)
V2X通信サービスの高度化にあたり,通信シミュレーションによる仮説検証が果たすべき役割は大きい.シミュレーションの実行速度は,一般に,車両台数や通信負荷が増えるにつれ低下する傾向があり,都市規模のV2X通信ネットワークを模擬するためには,長い計算時間を要する.本稿では,複数の通信シミュレーションインスタンスを並列実行し,それらを相互連携させることで,実行時間を短縮する手法を提案する.また,同スケールアウト機構を原理実装し,高速化の効果を検証する.