7A-01
複雑ネットワークの次数相関を固有値分解を用いて表現する
○守田 智(静岡大)
次数相関は,ネットワーク構造を分析するさいに使われる指標の一つであるが、正か負かだけでは測れない側面があり詳細については未解決な問題である.本講演では,固有値分解を用いて次数相関を特徴付ける手法を紹介する.そして,ネットワーク上の感染症拡散モデルにおける基本再生産数を近似的に計算することにより,この手法の有効性を示す.次数相関と感染症拡散の関係性が明らかとなる.