6ZM-05
解答時に感じた自身の理解状況に基づく数学の問題選択支援手法の提案と評価
○多田みるり,高木正則(電通大)
学校教育の情報化の加速を受け,令和3年中央教育審議会答申では,ICTを利用した個別最適な学びの実現が求められている.この実現により,個々の能力や興味関心をより伸ばせることが期待される一方,オンライン上で独学する時間が増加し,学習意欲や興味関心が高い学習者は自ら進んで学び,そうでない学生は学習しない状況が生まれている.そのため,今後は児童・生徒が自己調整学習を進めていくことができるような個別最適な学習支援がより重要になる.そこで,本研究では,数学学習において,学習者自身による理解不足箇所の特定及び取り組むべき問題の選択支援を目的とし,課題分析図を利用した個別最適な問題選択支援手法を提案し,評価した。