6ZM-01
表形式データを用いた4択問題生成ツールの開発と評価
○安田光輝(阪大),神田将吾(コーエーテクモゲームス),龍宮寺嵩士(奈良先端大),小島一秀(阪大)
eラーニングに用いられる選択問題の問題集は多くが手作業によって作成されており,作成に時間と労力を要している.自動作問技術の既存研究では,膨大な教科書データを必要とすることや出力される問題集の内容の乏しさから実用性に課題があった.本研究では,簡単な入力によって実用的な品質の4択問題を生成できる作問支援ツールを提案した.提案ツールは表形式データを用いた独自の入力規則を導入することによって簡潔で誤りの少ない処理を実現した.提案ツールについて評価を行い,提案ツールは手作業での作問に近い選択肢品質を維持しつつ,作問数と作問速度について大幅に改善していることを確認した.