情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZL-02
XR空間内におけるグループワーク中の精神状態評価 -脳波応答計測による-
○工藤卓也,上村将太,赤木紀之(福岡工大),枷場博文(MPUF),田村かおり(福岡工大)
学生が主体的に授業に参加することは学習定着に重要である.そのため主体的な授業参加を促す効果的な仕組み作りが必要となる.そこで身体性を持ったアバターで自由に行動できる空間では,より主体的な授業参加の促進が可能だと考えられる.本研究ではアバターによりコミュニケーションが可能なXR空間を使用し,グループワーク中の集中度,緊張度の評価を試みた.緊張と集中は脳波(α波,θ波)により比較した.実験は3人1組で提示したお題について議論してもらった. 解析の結果,発言中のα波,θ波はどの被験者も一番高く,聞くことより考えることの方がθ波の平均が高いことが明らかになった.