情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZK-05
カーネル密度推定と回帰分析を用いた盗難事件発生予測システムの開発
○久野竜弥,堀部典子,樋口直哉(崇城大)
近年,犯罪予測システムが普及しつつあり,警察や一部企業のシステムが犯人検挙に役立った実績もある.しかし,これらのシステムは,一般の人々が犯罪抑止に利用することができない状況にある.
本研究では,一般の人々向けにシステムを開発することで,犯罪に対しての意識を高めるとともに,犯罪発生件数を減らすことを目的とする.過去データから,回帰分析を用いて犯罪が起きる可能性がある時間や件数を予測し,予測結果を元に,カーネル密度推定を用いて予測地点周辺の危険度を推定する.推定結果をWebマップ上で表示し,一般の人々が犯罪抑止の情報源に活用できるシステムを提案する.