6ZJ-09
植物生育過程における蒸散速度と水蒸気コンダクタンスの関係
○野口蓮太(千葉大),栗本育三郎(木更津高専),白木厚司(千葉大)
農作物の安定した供給,高い品質を得るには,温度・湿度・光などの環境を適切に管理し,生産計画通りに栽培をコントロールする必要がある.そのような環境を実現するために植物工場が注目されている.これまで研究室では太陽光型植物工場にて,細霧冷房の噴霧圧を制御可能な気温・水蒸気飽差(Vaper Pressure Deficit以下VPD)制御IoTシステムの構築と実証を行ってきた.また,人工光を用いた栽培環境を構築し,蒸散による重量の変化量,葉面積,VPDを測定し,蒸散速度・水蒸気コンダクタンスを推定してきた.そこで本稿では,生育環境と葉面積の生長過程における蒸散速度と水蒸気コンダクタンスについて報告する.