情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZJ-05
機械学習と潮流シミュレーションによる瀬戸内海での赤潮発生予測手法の提案
○金地琳太郎,村上幸一,柳川竜一,齋藤壮志,土井大地(香川高専)
瀬戸内海では,ハマチやタイなどの養殖業が盛んである.しかし,赤潮が発生すると多くの魚が死滅し養殖業にとって大きな損失が生じる.そこで本研究では,この問題に対処するために,機械学習と潮流シミュレーションによる赤潮発生予測手法について提案した.入力データとして,過去の気象情報と,備讃瀬戸および播磨灘西部海域の500mメッシュ潮流シミュレーションデータを使用した.また,教師データとして上記海域での赤潮の発生データを用いた.これらデータを時系列データとしてLSTMに学習させ,数日後の赤潮の発生を予測する機械学習モデルについて提案した.