6ZJ-02
マルチスペクトルカメラ搭載ドローンと機械学習を用いた土壌診断手法の開発
○入生田竣,南野謙一(岩手県大)
土壌の可視光領域から近赤外光領域の反射率と炭素含有量には強い相関があり,特に腐植化度が高いと反射率は低く,腐植化度が低いと反射率は高くなることが分かっている.そこで本研究ではマルチスペクトルカメラ搭載ドローンから得られる反射スペクトル(緑・赤・レッドエッジ・近赤外)に対してクラスタリング(機械学習)を行い,土壌を診断する手法を開発する.ワイン用ブドウ栽培の2圃場(斜面・平地)での評価実験から,可視光領域と近赤外領域の反射光を観測するだけで,土壌は5つのクラスタ(弱った葉,日影,健康な葉,腐植化度が低い土,腐植化度が高い土)に分類できた.