6ZJ-01
材料界面における詳細な挙動計測のためのコンクリートCT画像の超解像
○尾﨑崇幸,麓 隆行,波部 斉(近畿大)
コンクリートは様々な物質が混ざってできており、温度変化や応力などにより、物質の界面で破壊や変形が生じる。コンクリートのCT画像を利用し、コンクリート内の微小粒子の重心計測を行うことで、界面の詳細な挙動計測ができる。しかし、現在のカメラの解像度では詳細な界面挙動を捉えることは難しいため、機械学習による超解像度画像を生成し、より詳細な界面を捉えることを目指す。本稿では単純な画像処理である画素の補間法と比較し、縮小させたコンクリートCT画像を元画像の画素数まで増加させた画像に対して、微小粒子の円形度や重心の誤差を評価し、CT画像に対する超解像手法の有用性を示す。