情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZH-08
複数のセンサ情報に基づく摂食行動の分析
○外處聖也,西田昌史(静岡大),西村雅史(愛知産大)
食行動は生きる上で必要な行動の一つである.近年の軟食化や生活習慣の変化により,咀嚼回数が減少している.また,高齢者は加齢が原因で,咀嚼能力や嚥下能力といった口腔機能が低下し,将来の身体的弱化へと繋がる.そのため,食行動の質の維持・向上は健康維持・増進の観点で重要な要素である.我々は,若年者と高齢者を対象に複数のセンサ情報による食行動に関するデータベースを構築している.今回,摂食行動における咀嚼・嚥下に影響を及ぼす要素を明らかにする目的で,比較的自由な食物摂取時の摂食嚥下について観察し,分析を行なった.その結果,年齢で咀嚼回数や嚥下回数に影響を及ぼすことが分かった.