情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZH-07
多元的センサー情報に基づく食行動研究用データベースの構築と分析
○小山達之,西田昌史(静岡大),西村雅史(愛知産大)
「食べること」は生きる上での基本行動の一つであり,その質の維持・向上は乳幼児から高齢者まで,あらゆる人の心身の健康を維持・増進する上で重要な要素である.既に食行動に関する認識システムは多数研究開発されているが,食行動の質を保健・医療,情報工学の両面から分析・評価できるような研究基盤の整備はまだ進んでいない.本研究では日常的な食事における動作,特に,1)食物を認識・選択して口に運び,2)食物を様々な位置で咀嚼し,3)順次食塊を形成し,4)食道へ送り込むという一連の動作に関する多元的なセンサー情報を,食物や対象者の属性に関する情報とともに蓄積するデータベースを構築し,それを基に分析を行った.