情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZH-06
嚥下音に基づく嚥下能力の分析と可視化
○横江 隼,西田昌史(静岡大),黒岩眞吾(千葉大),西村雅史(愛知産大)
誤嚥性肺炎の最終的な診断方法は侵襲的であり、簡便ではないという特徴がある。誤嚥性肺炎が日本人の死因として問題になりつつあるが、誤嚥性肺炎の増加に伴い、嚥下機能を非侵襲で簡便に診断する方法が求められている。それに対して、我々は咽喉マイクを用いて収集した嚥下音から嚥下機能を評価する手法について検討してきた。本研究では、若年者、高齢者、嚥下障がい者を対象に嚥下音を分析し、嚥下能力の可視化手法を検討する。具体的には、ウェーブレット変換とオクターブ分析を組み合わせ、それらの特徴量を用いた主成分分析とt-SNEによる嚥下音の可視化について検討を行った。