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バイクの組立作業の習熟をサポートする工程識別システムの構築と機械的フィードバックの効果
○中村光伴,山本泰生(静岡大),西村雅史(愛知産大),白澤怜樹,中野貴行,青木崇浩(ヤマハ発動機)
ロボットや AI による自動化が進む現代でも、工場では人手による作業が必要な工程が多く残されている。作業者の技能にはばらつきがあるため、習熟のための教育作業が必要となる。しかし教育にかけられるリソースには限界があり、現場での自己学習が主となるケースもある。本研究では習熟のサポートを目的に、作業を収録してフィードバックするための工程識別モデルおよび Web システムを構築し、その有効性を検証した。結果として、額に付けたカメラの動画のみで高精度に行動分節でき、システムの使用者は不使用者に比べて工程順序誤りの少なさや作業時間の面で改善が見られた。システムの誤認識が習熟に与える影響についても議論する。