情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZG-06
CEFR準拠CDS自動推定システムの精度改善を目的とした推定手法改良の試み
○里見 陸,宮崎佳典(静岡大),谷 誠司(常葉大),安 志英(群山大),元 裕璟(高麗大)
外国語の習熟度や運用能力を同一の基準で評価する国際標準であるCEFR内には,対象言語を用いて何ができるかを表すCDSが38個定義されており,難易度を示すCEFRレベルごとに細分化されている.本研究では,機械学習により日本語の文章に対応するCDSの推定を試みた,研究グループ内におけるこれまでの一連の活動に加え,さらなる精度改善を目的とする.本発表では,先行研究とは類似のアプローチを取りながら,推定対象の文章の難易度からCEFRレベルを推定することを第1ステップ,その後推定されたCEFRレベルに属するCDSのみを対象としたCDS推定を第2ステップとする手法を提案・試行した結果について報告する.