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チャットGPTによる数学の単元ごとの正答率の調査と比較
○大庭百恵(東京学芸大学附属国際中等教育学校),青山大地,白木厚司(千葉大)
文部科学省が令和4年度に実施した児童・生徒の長期欠席の調査によると、高等学校の不登校生徒は前年度から18.8%増加しており、小中学校の調査結果も含め増加傾向にある。また、2022年11月にチャットGPTが公開されたことをきっかけに、利用者の問いかけに対しAIが回答してくれる生成AIが話題となっている。チャットGPTを始めとする生成AIが教育の分野で活用できる性能を持っていれば、不登校児童・生徒の学習の支援を行うことが可能だ。そこで本研究では、解が一つに定まる数学の問題に対し、チャットGPTがどの程度の正答率を得られるのか検証する。また、問題を単元ごとに分けて比較することでチャットGPTの得意不得意な部分についても検証する。