6ZB-05
パッシブモバイルセンシングを用いた産後うつ症状の検知に関する一検討
○顧 修聞,西山勇毅,瀬崎 薫,田谷昭仁(東大)
産後うつ病(Postpartum Depression: PPD)は産後の女性の約15%が発症するうつ病の一つである。治療には早期発見が重要であるが、自身でその病状を認識することは難しい。また、モバイルセンシングを用いたうつ病検知が行なわれているが、既存研究では産後女性特有の状況には焦点を当たっていない。本研究では、Passive Mobile Sensing(PMS)を活用し、PPDの自動検知システムを開発することを目的とする。実験参加者とその家族の活動データを収集し、PPDとの関連を分析する。機械学習を用いてPPDの自動検知可能性を探る。この研究は、情報通信技術に基づく効率的な育児支援の発展に貢献することが期待される。