情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6ZB-04
学生アスリートの行動データを用いた心身のストレス・回復状態の検知に向けて:異なる時期の比較分析
○王 振博,西山勇毅(東大),加藤貴昭(慶大),瀬崎 薫,田谷昭仁(東大)
現在、学生アスリートの心身の健康管理は非常に重要な課題である。競技と学業のバランスを保つためには、より効果的な管理アプローチの開発が求められている。既存研究においては、身体活動と心身の健康状態の調査が、主観的および客観的な情報に依存しており、利用者に高い負荷がかかっている。そのため、エビデンスに基づく低負荷な心身健康管理手法の開発が必要とされている。そこで本研究では、パッシブモバイルセンシングを活用して、学業中・競技中における学生アスリートの行動データを収集し、行動データと心身のストレス・回復状態との関連性を分析する。特に、異なる時期での行動データと心理尺度との関係を詳細に比較検討する。