情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6X-04
軽量Nパーティ秘匿関数計算における故障計算主体検出手法
○佐藤洋伸,永沼祥吾,滝雄太郎,藤田 茂(千葉工大)
軽量Nパーティ秘匿関数計算は,情報データを複数の計算主体(パーティ)に分散し,かつ暗号化したまま計算処理を行うため,機密情報の管理運用におけるセキュリティリスクの低減に効果的である.一方で,一部の計算主体が故障すると,計算処理続行が不可能となる場合がある.本研究では,軽量Nパーティ秘匿関数計算プロトコルにおける故障計算主体検出手法を提案し,実装評価を行った.この結果,一つの計算主体におけるクラッシュ故障,オミッション故障,タイミング故障,値故障を検出できることを確認した.