情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6W-02
大規模言語モデルを用いたSNS投稿からの精神疾患の推測
○滝波秋穂(静岡大),岸本泰士郎(慶大),狩野芳伸(静岡大)
本研究では、SNSに投稿された文章を用いて発信者に精神疾患の傾向があるかどうか、専門医の診断付き患者のツイートデータから、大規模言語モデルを用いて推測を試みる。

昨今精神疾患の患者数増加が社会的な問題となっている。精神疾患の診断には迅速な診断が難しい、重症化するまで受診がされないといった問題があり、適切な治療の遅れは病状の悪化を招き、復帰を難しくしてしまう。SNSでの日々の発信を用いることで、精神疾患の早期発見の可能性がある。我々は、精神疾患及び健常者の診断が付いた協力者の投稿を使用した。実験は単語ベースと大規模言語モデルそれぞれのアプローチで推測を行い、結果を比較した。