6V-05
微分音の共起関係の強調表示による非12平均律和音の可視化ツールの提案
○長坂らも,加藤卓哉,平井辰典(駒大)
12平均律の音楽が普及する中、民族・伝統音楽などでは微分音を用いた多様な音程が用いられる。DAWソフトの普及により楽器が弾けない人でも音楽制作ができる一方で、微分音を用いて和音を作成することは制作者の直観にしたがい音を決めていくことが多く、難しい。本研究では、微分音楽曲データセットを用いて統計的に算出された和音パターンを用いて、非12平均律の和音を可視化するツールを提案する。このツールではユーザが選択した音に対して、統計的に多く組み合わせられている他の音が強調表示される。これにより、ユーザは非12平均律の和音を直感的に理解することが可能となり、非12平均律の楽曲の作曲や演奏が容易になる。