6U-08
画質と立体感に対しアンカリング効果を付与した動画像での符号量制御
○友田深月,杉浦彰彦(静岡大)
動画像符号化分野では,人間の視覚特性を考慮し画質を保持した状態でファイルサイズを低減することを目的とした様々な手法が提案されている.しかし,人間が動画像の品質を判断する際,視覚特性だけでなく心理的な側面も影響を及ぼす.そのため,心理特性の応用により品質向上や高能率符号化が期待される.本研究では,心理特性の1つであるアンカリング効果をサイドバイサイド方式3D動画の画質,立体感に対し付与し,通常動画と比較することで画質評価実験を行った.実験結果からアンカリング効果の付与手法の最適化について検討し,より高い画質評価を得ることで3D動画の符号量制御を行った.