情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6S-08
施工現場における危険検知のための人物の向き推定に関する研究
○牟田藍翔(関西大),井上晴可(阪経大),寺口敏生(流通科学大),梅原善政(摂南大),田中成典,中畑光貴(関西大)
施工現場では,建設機械と作業員との接触事故が深刻な問題となっている.様々な研修やKY活動を通じた安心・安全意識の啓蒙を行っているが,作業に集中すると周辺への警戒が疎かになってしまうなど,完全な事故防止は難しい.そこで,本研究では,高所に設置したカメラ映像から作業員の顔の向きを推定する手法を提案する.顔の向きの判別を通じ周辺への警戒状況を評価することで,危険検知ができる状態かを評価可能である.本研究では,深層学習により人体の骨格を推定し,特に肩と上半身の向きを基に人物の顔の向きを推定する手法を提案し,その有用性を検証した.