情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6R-02
自然言語処理を用いた情報工学に関連する講義の不足単元の可視化に関する研究
○松崎由幸,中村嘉志(国士舘大)
大学のカリキュラムにて幅広い分野に対応していることは,学際的な知識の獲得ができる反面,特定の分野を深堀りすることに時間的に限りがあるため,学べる範囲が狭くなっている.これがどれほど狭いのは,学生では具体的な判断が難しく自己学習が難しいという問題がある.この問題を緩和する方法として,講義シラバスを外部の基準と比較し違いを提示することが挙げられる.そこで本研究では,情報工学を対象として単元に着目し外部の基準との比較を行い,不足単元が何であるかを明らかにする.また,外部の基準として情報工学の国際標準を基に情報処理学会が編纂したカリキュラム標準 J-17を外部の基準として比較に用いる.