情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6Q-01
CNNとGRUを用いた将棋対局者における人間とAIの分類手法
○渡部朔冶,佐々木智志(湘南工科大)
オンライン将棋では指し手一致率を用いてソフト指しを判別しているが,未知の将棋ソフト(AI)の判別が難しい.従来手法ではゲート付きRNN(GRU)を用いて棋譜データから人間同士の対局かAI同士の対局かどうかを分類した.しかし,棋譜データの前処理で時系列長が増えるため,学習に時間がかかる.また,ソフト指しの判別には対局者が人間かAIかどうかを分類する必要がある.本稿では従来手法にCNNを組み込み,棋譜データを圧縮して時系列長を減らし,学習時間を短縮する手法を提案する.また,棋譜データの入力方法を変更することで対局者を分類する.提案手法の有効性を確認するために数値実験を行う.