6P-04
写実的な鮭の切り身を表現するシェーダの簡便な実装
○南岡優羽,吉田俊介(京都橘大)
写実的なCGが映画,広告,ゲームなど様々なコンテンツで求められている.写真をテクスチャとすることで簡易な写実的表現はできるが,単一の写真からは多様な表情を生成することは難しい.一方で,様々なシェーダを組み合わせて写実的表現をする試みもなされているが,高品質なシェーダは複雑な階層構造を持つことが多く,初学者が応用することが難しく,適用可能なモデルが限られる.そこで本研究では,汎用の3DCGモデル制作ソフトBlenderの標準シェーダを起点として,鮭の切り身を写真を用いずシェーダのみで写実的に再現することを試みた.切り口の筋繊維の模様は木材の年輪から着想を得て表現し,初学者でも再現性の高い簡便な実装を提案する.