情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6N-05
Social Mediaへの的確な返信支援のための大規模言語モデルに基づく「本論に合わない返信」生成機構の試作
○谷口元仁,福田直樹(静岡大)
本研究の目的は,ソーシャルメディアのタイムラインから取得した文章に対し,大規模言語モデルを用いていわゆる「クソリプ」を自動生成する機構を実現することで,議論の主論に沿わない発言等が行われることを抑制することである.具体的には,大規模言語モデルを用いることで,ソーシャルメディアから取得した投稿内容や会話での主張やそこで想定される主題から逸脱した形での批判や指摘を自動生成可能とする機構を試作し,それをソーシャルメディアのユーザインタフェース上で提示可能とすることで,主題に沿った対話や議論を促進する試みについて述べる.