情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6M-03
Adaptive DBSCAN Clusteringによるサッカーにおけるパスの傾向の可視化
○赤池瑶樹,白石路雄(東邦大)
サッカーの試合における相手チームの攻撃を分析するための手法として,パスの傾向を可視化する研究が多く行われている.これらの研究では,パスが行われた位置の傾向やパスに関わった選手の傾向に着目し,これらの情報を別個に提示している.しかし,戦術に詳しくないアマチュア選手のためには,これらを同時に把握できる,より分かりやすい可視化手法が望ましい.そこで本研究では,パスが行われた位置とパスの出し手と受け手の選手の情報を合わせてクラスタリングを行い,それをもとにパスの傾向を可視化する手法を提案する.本手法を組みこんだパスマップシステムを構築し,アマチュア選手によるユーザ評価を行い,有効性を確認した.