情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6J-03
独自CPUへのOSの移植
○長谷川達也,上田大斗,阿部直生,清水尚彦(東海大)
CPUのクロック周波数は2005年頃より伸び悩んでおり、より特定用途向けのCPU開発の需要が高まっています。現在において個人などが作成したオリジナルCPUにOSなどに移植する際のアセンブラやリンカなどのインフラを移植する方法の定型化が確立されればより半導体業界の後押しになると考え、オリジナルCPU(TEP)にxv6を移植する事にしました。
具体的な方法としてはTEPの不完全なアセンブラなどをリッチなインフラであるGNU-binutils を移植する事でより安定した開発環境を構築するとともにTEP内のMMUなどを作成する。その後にRISCK-V仕様になっているxv6を16bit CPUに適合させる事でその移植を完了することを目標に取り組んだ。