情報処理学会 第86回全国大会 会期:2024年3月15日~17日

6H-02
Julia言語を利用した数理の教材開発
○高 香滋(金沢工大)
数理の教育に役立つための教材の作成を進めている.今回の報告では,1次元の波動の振動などを題材に取り上げている.その現象を解析するため数値計算として,Julia言語を利用している.解析ではセルオートマトン法を利用した.そして1次元の波動モデルの定在波についての数値計算を行った.さらに視覚化のためのアニメーション化を行った.また弦の振動についての実験を行い,定在波となる周波数を求めて比較を行った.これにより波動について,実験とシミュレーションの関係を示すことで,現象の理解を深めることにつながるものと考えられる.このシミュレーション用の開発にはPluto.jlを用いている.