6G-04
企業内システムの複雑化がもたらすリスクへの対応と提案
○保見好一(西日本高速道路エンジニアリング中国)
ITの進化により企業は時間と空間の制約を超えた活動が可能となってきた.企業活動を支える情報システムは,時代の流れの中で少しずつ形を変えながら地層のように積み重なった状況となっており,複雑性が増し続けており,併せて,Amazon・Microsoft・Googleなどのメガクラウドにおける障害発生や「2025年の壁」など,発生すること自体を防ぐことが困難なITリスクは増加している.企業内の情報システム部門(以下,情シス)は,「いつでも使えて当たり前」を求められ,負担が増大している.本論文では,社内システムの複雑化による情シスの負担への対策として「システムの再構成」と「アウトソーシング」について述べるものである.