6F-02
歩行者が道路を横断する挙動に対する自動車視点の観測調査
○木平 真,森 健二,矢野伸裕,新井棟大,萩田賢司(科学警察研)
交通安全のデバイスに歩行者の検出に漏れがあれば危険に直結するが,一方で,自動運転の自動車が歩行者の存在に過剰に反応するようでも後続車両による追突を招くなど事故を巻き起こす等の不具合を生じさせかねない.道路を横断する人が,どのような道路の渡り方をしているかの情報を収集することは,適切な交通管理,および自動運転自動車の実用化の推進に資すると考え,市街地の公道を走行する自動車の前で,道路を横断しようとする歩行者がどのような行動をしているかを,流しの実験車両にステレオカメラを搭載して,歩行者までの距離を計測する調査を行い,その際の歩行者の行動がどの程度の安全性であったかを数値化する指標の考案を試みた.