6F-01
公共空間におけるバリアフリー状況の可視化のための人流等センシング環境の構築
○高野 茂(九州先端科学技術研究所),高取千佳,羽野 暁(九大)
本研究では、公共空間におけるバリアフリー状況の評価を目的とし、AIカメラを活用した人流等センシングデータの分析環境を構築する。具体的には、実際の公共空間に複数台のAIカメラを設置して、人流だけでなく、車いす、自転車、スーツケースなどの多様な物体を検知し、これらのデータを分析することで、公共空間の利便性とアクセシビリティを評価する。年代や性別などの属性付き人流データを組み合わせることで、より詳細な訪問者の動態を理解し、都市設計や政策立案に役立つ情報を提供する。本研究は、まちのバリアフリー化を進める上で重要な指標を提供し、オープンデータとしての利活用にも貢献することを目指す。