6A-05
ドメインモデルを辞書として用いるユースケースの記述方法
○山田隆弘(コノシミスタ)
ソフトウェアに対する機能要求を表現する方法としてユースケースが使用されている。しかし、ユースケースは自然言語を用いて記述されるために、自然言語が内在している語義の曖昧さ等の問題点を回避することが難しい。本発表では、各々の分野で使用される概念(主に名詞と動詞に相当する)をドメインモデルとして定義し、ドメインモデルで定義されている概念を用いてユースケースを記述する方法を提案する。この方法を用いれば、ユースケース記述における語義の曖昧さ等の問題点を回避することができる。また、記述されたユースケースの妥当性を機械的にチェックすることも可能となる。